こんにちは!ふくタク(@FUKUTAKU2021)です。
介護タクシー事業を開始して、多くのお問合せを頂いている事柄があります。
それは、料金(値段)です!
Twitter等で「数キロ走っただけなのに、請求が1万円超えていた!」とかチラホラみたことがありますが、本当なの??介護タクシーってやっぱり高いの!?
ってことで今回は料金に関して少し深堀していきたいと思います。
基本的には一般タクシーと同じ
介護タクシーも一般のタクシーと同じで、管轄は運輸局になります。
ですので、開業の前にきちっと料金設定を定めている書類を作成して、提出しなければいけません。
タクシーメーターも一般のタクシーと全く同じものを使用しますので、
距離制運賃で事業されているところはほぼ一般タクシーと同じ料金携帯です。
参考までに、運輸局に提出する料金表の一部を載せておきます。
※2023年4月30日時点
大阪も2023年5月31日付けで値上げされることになりました!
こちらは過去の資料になります。
距離制運賃
距離制運賃に関しては、一般のタクシーを利用したことがある方なら、何となくわかりますかね。
資料をもとに細かくみていくと、
上限運賃から、B・C・D・E・下限運賃とあり、普通車であれば、630円~680円です。
この最大50円の差に関しては、各会社が任意に決めれますので、これにより会社によって少し値段が違うということはあるかもしれません。
まあでも数十円~数百円ですので、実際に利用するのであれば、値段よりドライバーの質で選ぶことをおススメします!
自宅から5㎞くらいの所でしたら、5㎞(2000円くらい)+迎車料金(約680円)=2680円
といったとこでしょうか。
迎車料金とは、自宅までお迎えにあがるお迎え料金です。自宅まで行くのにもガソリン代や時間がかかりますからね。設定した初乗運賃分が加算されます。
迎車料金をサービスで頂いていないタクシー会社もありますが、概ね加算されると思っておいた方が良いでしょう。
※初乗運賃は地域により違いますので、今回は大阪の資料をお借りしています(2023年4月30日)
時間制運賃
お気づきになった方もいらっしゃるかとは思いますが、上の表の右側に時間制運賃と書いてありますよね。
介護タクシーにだけ、この時間制運賃というのが認められています。
30分単位で2600円~2800円。大型だと2680円~3150円です。
料金は一律になるので、例えば、普通車の最高値設定の会社だと、10分でも2800円。
20分でも2800円となります。
30分まで2800円ですので、30分を超えると+2800円=5600円になります。
40分でも5600円になっちゃうの!?
たった10分オーバーしただけで倍になっちゃうの?
A、可能性はあります。
ですので、事前に料金の説明を聞き、納得した上でのご利用をおススメします。
距離制と時間制どっちがお得?
30分ギリギリなら時間制運賃の方がお得なんじゃと思うかもしれませんが、この運賃に関しては、 事務所(車庫)を出たらすぐカウントされます。
自宅までのお迎えに15分かかると、残された時間はあと15分です。
そう考えると、どちらともそんなに差はないですかね。
距離制運賃に関しては、タクシーメーターが連動しており、走ったら走った分だけ料金を支払うので、高くても割り切れる部分はあるかもしれません。
その他追加料金
運賃に関しては上記で述べたことが全てですが、場合によっては、特殊な機材のレンタルが必要となることがあります。
それにより運賃以外に追加料金が発生します。
これが、一般タクシーと介護タクシーの大きな違いでしょう。
例えば、車いす・リクライニング・ストレッチャーなどです。
車いすは無料でレンタルできるところが多いですが、ストレッチャーだと3000円程度別途必要となります。
また、自宅の外に出るのに、階段を担架で降ろさないといけない等、特殊な介助が発生するとこれまた追加料金がかかります。
「寝たきりでストレッチャーが必要」・「家を出るまでに特殊な介助がいる」と、事前にわかっている方は、介護保険タクシーを利用し、機材や介助料を保険適用にした方が良いかもしれません。
金額は抑えられると思います。
※「介護(保険)タクシーと福祉タクシーの違い」を参考に👇
冒頭で述べたような、「自宅から近医まで行くのに、~万円かかった!」というのは、機材レンタル代や、特殊な介助を行ったからではないでしょうか。
機材レンタルや、階段の介助がなく、普通に車いすで乗車して頂く分には
5㎞圏内で1万円を超えることはまずないと思います!
安心してご利用下さい。
👇介護タクシー開業ワンポイントアドバイス👇
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